VCM駆動回路の評価・ノイズ測定用治具(ダミーロード&専用ケーブル)を設計・製作
開発や設計の現場において、「評価やノイズ測定を行いたいのに、手元に専用の治具がない」「実機相当の負荷環境を安全に構築できない」とお困りではありませんか?
本事例では、VCM(Voice Coil Motor)駆動回路のノイズ測定用として、実機負荷を模擬するダミーロード(VCM DUMMY LOAD)と専用接続ケーブル(VT-VCM)を設計から製作まで一貫して手掛けた事例をご紹介します。
ご相談内容
「VCM駆動回路の評価・ノイズ測定を正確かつ安全に行うための検証環境を構築したい」というご相談からスタートしました。
VCM駆動回路の評価においては、以下のような課題が発生しがちです。
- 実機環境の再現難度: 評価段階で本物のVCM機構を接続して測定するのが困難、あるいは負荷の安定性が取れない
- 測定作業の煩雑さ: 複数チャンネルの測定ポイントへプローブを当てるのが難しく、測定ミスや配線トラブルの原因になる
- 接続環境の手間: 評価対象と治具をつなぐ専用のケーブルまで一括で用意できるリソースや時間がない
お客様からは「VCM DUMMY LOAD」と接続ケーブル「VT-VCM」に関する要求仕様をご提示いただき、実際の評価現場でスムーズに使用できる治具として完成させることが求められていました。
対応内容(回路・基板・ケース・ケーブルの一貫対応)
提示された要求仕様をもとに、評価対象への接続方法や現場での作業性を考慮したシステム設計・組み立てを行いました。

主な対応内容
- 要求仕様の確認・構成検討: 仕様書から必要な回路、接続インターフェース、使用部品、筐体構成などを整理・検討
- 回路・基板設計: 指定の負荷条件や測定方法に合わせて評価回路を設計。プロービングや測定が容易になるよう端子配置を最適化
- 専用ケーブル製作(VT-VCM): 評価対象と治具をノイズなく安定して接続するための専用ケーブルを合わせて製作
- 筐体組立・治具製作: 基板製作だけでなく、耐久性の高い金属ケースへの組み込み、コネクタや外部端子類の取り付けまでトータルで実施
ダミーロードには複数チャンネルの負荷回路を実装し、測定しやすいよう各端子を外部へ引き出す構造を採用。金属ケースに収めることで、現場で安心して繰り返し使える治具に仕上げました。
このようなお悩みを解決します
サプルテクノファクトリー(STF)では、回路や基板の設計だけでなく、ケーブル製作や金属ケースへの組み込みまで含めた「現場でそのまま使える評価道具」を一括でご提供します。
- モーター駆動回路やパワー系の評価用ダミーロードを短納期で作ってほしい
- 評価・測定したい内容(要求仕様)はあるが、治具を設計・製作する時間や人員が足りない
- 治具本体だけでなく、評価対象と繋ぐ専用ハーネス・ケーブルまでまとめて手配したい
- プローブが当てやすく、ノイズ測定や再現性の高い評価ができる環境を整えたい
VCM評価用治具製作の3つのメリット
- 届いてすぐに評価をスタート
治具本体・基板・筐体・接続ケーブルまで一貫製作するため、セットアップ工数を大幅削減 - 測定作業の精度と効率が大幅UP
多チャンネルの端子を扱いやすく外部露出させることで、測定ミスやプロービングの手間を解消 - 安全で安定した評価環境の確立
金属ケース収納&専用設計のダミーロードにより、実機なしでも再現性の高いノイズ測定が可能に
「何を入力・測定したいか」という大まかな仕様段階からでも、実際の開発現場で使える“道具”へと落とし込みます。評価・検証工程をスムーズに進めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
