誰でも同じ条件で検査できる「基板電気検査治具」
基板の電気検査において、測定値のばらつきや、作業者による手順のブレに課題を感じていませんか?
本事例では、テストポイントへの確実な接触と、誰がやっても同じ条件で検査できる環境を構築するための「電気検査治具」を設計・製作しました。
ご相談内容
「基板の電気検査を安定して実施したい」というご相談からスタートしました。
手作業によるプロービングや簡易的な固定環境では、以下のような課題が発生していました。
- テストポイントへの接触が不安定で、エラーが頻発する
- 測定環境(押さえる力や角度)によって結果にばらつきが出る
- 検査手順の再現性が取りづらく、不良の見落としや誤判定のリスクがある
特に、量産工程や受入検査において、検査品質を一定に保つことが難しいという問題がありました。
対応内容
お客様から提示された検査仕様に基づき、基板の形状やテストポイントの配置に合わせた最適な「電気検査治具」を設計・製作しました。

主な仕様・工夫点
- ポゴピン(プローブピン)による安定した接触構造: テストポイントへ正確かつ均一な力で接触を確保
- 位置決めピンによる確実なセット: 基板のセットミスを防ぎ、常に正しい位置で固定
- 押圧機構(手押し/レバー)による再現性確保: レバー操作などにより、作業者の力加減に左右されない一定の加圧を実現
これらにより、微細なテストポイントであっても、安定した接触と高い再現性を持つ検査環境を構築しました。
運用性を考慮した設計
実際の現場運用や、作業効率の向上を想定し、以下の点にも配慮しています。
- 簡単な脱着性: 検査前後の基板の載せ替えをスムーズに行える構造
- 測定器との親和性: 外部のテスターや計測器との配線・コネクタ接続を考慮したトータル設計
- 確実なロック機構: 検査中に基板が動かないよう、ワンアクションでロックできる機構の採用
単に電気的な接触をとるだけでなく、現場の作業者が「迷わず、安全に、素早く」検査できる操作性を実現しています。
このようなお悩みを解決します
- 接触不良による再検査の手間を減らし、直行率を向上させたい
- 検査の属人化をなくし、パート社員や誰がやっても同じ判定ができる環境にしたい
- 「検査仕様はあるが、具体的な治具の構造に落とし込めない」
仕様や図面が完全に固まっていない開発初期や、手作業からのステップアップの段階でも、最適な検査方法と治具構造をご提案します。
治具化による3つのメリット
- 検査の“再現性”を担保: 加圧や接触状態を機械的に一定に保ち、判定のブレを解消
- 測定環境を含めたトータル設計: 基板固定から信号ライン、外部接続まで含めてサポート
- 誰でも同じ条件で検査可能: 特別なコツを不要にし、検査品質の均一化と作業負担の軽減
「検査手順の再現性が取れずに困っている」「測定を安定させたい」という場面でも、まずはお気軽にご相談ください。
